ユーフォニアム用 新ウォーターポット 「ポットちゃん」

 

バリトンホルン用も完成! 13/5/8 更新
頂いたメール 13/9/2 更新

 毎日ユーフォニアムに明け暮れている皆さん! 「演奏中にピストンの下からツバが漏れる」「洋服にツバが掛かる」などでお困りではありませんか? 特に夏のコンクールシーズンとなると、蒸れてきたりして不快ですよね。

 どうしてツバが落ちてしまうのでしょうか? それは、ピストンとその外側のシリンダーとの間には、隙間があるからなのです。この隙間があるお陰で、ピストンを動かすことが出来るのですが、演奏中に生ずるツバや水蒸気の冷えたものは、この隙間を伝って、ピストンの下に流れ出てしまうのです。他の楽器と違い、ユーフォニアムの場合は、構える位置からして、膝や腿の上にそれがボトボトと落ちてくるわけですから、これはもう非常に不快なわけですね。

 そこで発明されたのが、ウォーターポットです。早い話が、ピストンの下に、ツバを受けるポットを取り付けてしまうのです。ウィルソン、ベッソン、ヤマハの高級器種には、すでに専用のウォーターポットが用意されています。ピストンの下のキャップにある穴が、凸型に飛び出た筒状のものであれば、そこに市販のウォーターポットを取り付けることで、この問題は解決するのです。しかし、そうでない機種には、取り付けることが出来ませんでした。長い間、この問題は解決されないままだった* のですが、ついにそれを解決したのが、この「新ウォーターポット」なのです!

 * ヤマハから、YEP−201、321、641用の軟質塩ビ製のポットが発売されましたが、製造番号10000番以前の機種は、ポットを固定するパーツの大きさが合わず、取付けられないそうです。

 

対応機種:ヤマハ製ユーフォニアム YEP−201、321(S)、641、642、842
YEP201、321(S)については、古い器種から最新の器種まで、対応しています。
YEP621の場合、4番ピストンの管が邪魔をして、3番ピストンの下への取り付けができません。

面倒な工具の使用や、本体改造の必要のない、ワンタッチ装着。

前面から見ても、ウォーターポットはそれほど目立ちません。

長所 短所
・従来、取り付けが出来なかった器種にも対応
・ツバの落下を完全にガード
・取り付けが簡単
・本体に引っかける部分の隙間により、ピストンか
 ら出てくる空気を逃がすことが可能
・清掃も中性洗剤でOK
・樹脂製なので、装着しても本体に傷が着きにくい
・再生ペット材による製品を再利用
・ボトムキャップに引っかける為、完全に固定する
 ことはできない(マーチング等の動きに耐えられ
 るものかどうか・・・)
・手作りのため、仕様が一個一個異なる
・樹脂製のため、長年の使用に耐えられるかどうか
 わからない。又、夏場は多少柔らかくなる可能性
 あり


Q.ヤマハ以外の器種にも対応していますか?
A.加工材料の都合により、ヤマハ専用です。ただし、他社の器種でも、ヤマハのピストンシリンダーと同サイズのものであれば、取り付け可能です。ジュピター製のユーフォニアムには、なんとか装着できるようです。

Q.バリトンホルンやテューバにも装着可能ですか
A.ピストンシリンダーのサイズが異なると思いますので、装着できないと思われます。ただし、バリトンホルンへの装着についてのご質問があまりに多かったので、対応する製品を作りました! こちらへ!

Q.楽器を傾けたり、ベルを下にして置いたときに溜まったツバが漏れませんか
A.思いっきり漏れます(笑)。手軽な対策法としては、ポットの中に、丸めたティッシュを入れておくのが一番かと思います。

Q.「新ウォーター・ポット」は、どこへ行けば購入できるのですか?
A.残念ながら、楽器屋さん等では売っていません。このページをご覧になって、作ってみたいという方は、是非チャレンジしてみて下さい。只今、当方での製作は中止しています。