ドイツ・オーストリアのバンド その1
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DIE DRUIDEN cond. Harry D.Bath Landesblasorchester Baden-Wuerttemberg (獨 BAUER STUDIOS ACD 6014) Music for a Festival (P.Sparke) ドイツの片田舎のアマチュアバンドが生出した怪演。スパークの「祝典のための音樂」は、恐らく吹奏樂版のベスト録音。また、ルーディンの「ドルイド」は、どっしりとした迫力のある曲。「アルメニア狂詩曲」は、ケルクラーデ國際音樂コンクールの課題曲。アルメニア地方の民謡を、劇的な展開にて蘇らせる(この主題はハチャトリアンも「アルメニア舞曲」にて使用)。そして、「ユーフォニアムと吹奏樂のための交響的變奏」は、S.ミードの豪快な獨奏に、この曲の格好良さが存分に現れてゐる。 |
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Mein groesstes Fest der Volksmusik cond. E.Mosch Ernst Mosch und seine Original Egerlaender Musikanten (獨 east west 9031-75027-2 AX) POLKAZAUBER (F.Dunovsky), ICH HAB' DIE STERNE GEFRACT (arr. E.Mosch) ドイツ2度目の訪問の際、探し出したCD。山岳地帶エーゲルランド地方の、のどかな吹奏樂。とは言っても彼らはプロ。中低音域のテノールホルンやバリトンの響きが、非常に美しい。我國でも有名な「森へ行きましょう、娘さん〜」の合唱も入ってゐる。 |
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THE LAST CONCERT cond: Oberst GMD Heinz Haecker, u.a. Zntrales Orchester der Nationalen Volksarmee DDR (スウェーデン SERPENT SERCD903) Florentier Marsch (J.Fucik), Treffpunkt City (K.P.Bruchman) 東ドイツ人民軍中央軍樂隊が、1990年3月のスウェーデンのタトゥーに出場した際のライヴ盤。この後、東ドイツの國家消滅により、同樂隊も解散となるのであるが、このCDを聽いて、仰天。ガチガチの軍樂かと思ひきや、實に小氣味よい曲の數々。バーンスタインの「キャンディード序曲」も、かなり氣に入ってゐる演奏。嚴しい訓練の成果と言ふべきであらうか、どの演奏も隙がなく引締まってゐて、なほかつ樂しい。 |
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