イギリスのバンド その1
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GRAINGER WORKES FOR WIND ORCHESTRA cond. T.Reynish & C.Rundell Royal Nothern College of Music Wind Orchestra (英CHANDOS CHAN 9549) Hill Song No.2, Ye Bankes and Braes O' Bonnie Doon 待望のグレインジャー吹奏樂作品集! とにかく美しい。「リンカンシャーの花束」は、フェネル盤と違って、實に落着いた演奏。吹奏樂關係者ではなくとも、じっくり聽けるCDではないかと思ふ。 |
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組曲「早わかり」 cond. S.Rattle City of Birmingham Symphony Orchestra (東芝EMI TOCE-9476) 組曲:早わかり S.ラトルの力演。「リンカンシャーの花束」の、素晴らしいこと。海外盤もあるが、邦盤は、グレインジャー研究家である、宮澤淳一氏のライナーツ・ノートが入ってゐる。吹奏樂曲は、「リンカンシャーの花束」のみ収録。管弦樂團が、本氣で吹奏樂曲を演奏すると、こんなにも凄いといふことを教へてくれた、記念すべきCD。 |
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HEROES OF THE AIR cond. Wing Commander H.B.Hingley MBE The Central Band of the Royal Air Force (英EMI 7243 5 68575 2 0) BATTLE OF BRITAIN SUITE (W.Walton / arr. C.Matthews) イギリス王立空軍中央音樂隊による、その名も「空の英雄達」。年に一度、ロイヤル・アルバート・ホールで開催される「Festival of Music」でも、合同空軍軍樂隊により度々演奏されてきた曲ばかりであるが、どうも、あのライヴ録音には今ひとつ馴染めなかった。今回のはスタジオで録音されてをり、ライヴ盤では聽き取りにくかった細部まで、じっくりと堪能できる。「スピットファイア 前奏曲とフーガ」に至っては、正に溜息が漏れるほどの名演であった。 |