Old Besson, Boosey & Hawkes Euphonium Off!

 今、私達が使ってゐるユーフォニアム。各社各樣の個性があり、選擇の幅も増えてきました。それら各社のモデルは、なんと今から130年ほど前の、1874年頃に作られた、Boosey & Co. のユーフォニアムを參考にして作られてきたのです。言ふなれば、今の私達が「ユーフォニアム」と聴いて、思ひ浮かべる事の出來る樂器、それを世に出したのが、Boosey & Co. であったのです。Boosey & Co. は、やがて、Boosey & Hawkes となり、かつてはライバル會社であった Besson を従へて、今もなほ改良を重ねに重ねて、素晴らしい樂器を世に出し續けてゐます。

  山の手資料館「ユーフォニアム講座」では、現存し、そして今も現役で活躍してゐる Boosey & Hawkes そして Besoon のユーフォニアムを持ち寄って、比較檢討オフを開催することとなりました。今回は、現在「Besson」ブランドのユーフォニアムを製造、販賣されてゐる、ビュッフェクランポン株式会社様のご厚意をいただきまして、そのお膝元で開催する運びとなりました。これらの樂器をお持ちの方は勿論、お持ちでない方も、是非ご參加下さい。當日は、クランポンのリペア擔當の方が、修理、改造等の相談にも應じて下さるとのことです。

 また、檢討會の後、音出しオフも併せて行ふことになりました。アンサンブルの譜面などを持ち寄って、楽しみませう。

 皆樣のご參加を心から、お待ちしてをります。

 (右の圖は、Boosey & Co. が、1874年頃に作ったとされるユーフォニアム。A.ベインズ「金管楽器とその歴史」音楽之友社刊、より)

 

 

【日  時】 平成13年9月22日(土)

        午後0時50分 營團地下鉄東西線「東陽町」驛 1番出口集合
        大手町方面からお出での方は、一番後ろの方の車兩に乘ると便利です。

【開催場所】 午後1時より3時まで

        ビュッフェクランポン株式会社
        2Fショールーム、若しくは4Fサービスセンター
        東京都江東区東陽4−8−17 電話:03-5632-5511(代)
        營團地下鉄東西線「東陽町」驛 徒歩3分

       午後5時より7時まで

        東京都江東区北砂5−1−7
        砂町文化センター音楽室

【參加資格】 特になし。比較檢討の助けになりさうな樂器をお持ちでしたら、是非當日お持ち込み下さい。ドタ參も大歡迎ですが、出來るだけ、オフ會專用談話室か、メールにて「參加表明」をして下さるやう、御願ひ致します。また、お問ひ合せは、メールか談話室に御願ひします。くれぐれも、クランポンや砂町文化センターへなさらないやうにして下さい!

【注意事項】 今オフ前半は、クランポンの社員の方のご厚意で、通常のクランポンの營業日に、試奏室等をお借りすることになりました。くれぐれも、他のお客樣のご迷惑や、社員の方のご迷惑になることのないやう、ご協力をお願ひします。

 ・開催場所近邊への違法駐車
 ・大聲
 ・購入意志のない、新品マウスピースや樂器の試奏

 などは、謹んで下さい。車で來られる方は、近所のコインパーキング(東海銀行裏にあります。200円/30分)等に駐車するやうにして下さい。

 一口にオフ會と言っても、皆さまのご理解とご協力がなければ、決して成功しません。特に、今回は、こちらの趣旨に賛同して下さった方からのご厚意で場所をお借りします。お互ひに氣を配りあって、樂しいオフに致しませうね!


事後報告

 遠く、島根、兵庫からご參加下さった方もあり、またクランポンさん(現在は「ブージーアンドホークス」)のお心づくしのご協力も頂きまして、大盛況のウチに終了いたしました。

 参加者(敬稱略):saka4642、Yoshiwara、Hey-do(仮名)、ケイン、えんどう、かとう、N倉、むら、けけ。、生(なま)、のたり、HAL、えいみ、HIDEっち、にくきゅー(緊急事態発生で欠席)、mackey(樂器の寫眞のみ參加)

 音出しの部  演奏曲目:

「カンタベリー・コラール」
「大序曲 1812年」
「イージー・ウィナーズ」
「組曲 胡桃割り人形より」
「エルザの大聖堂への行列」
「マンテカ」
「星条旗よ永遠なれ」他?